VPNの欠陥を悪用したサイバー攻撃

テレワークや遠隔操作などに使われるVPN「（仮想私設網）」と呼ばれるネットワークを安全に接続する機器の欠陥が悪用され警察庁・政府観光局・岐阜県庁・リクルート・札幌大などでＩＤやパスワードなどの認証情報を盗まれていた被害が判明しました。問題のVPNはアメリカのフォーティネット社製で、欠陥が放置されている機器は世界で約５万台あるとのこと。

VPN（ Virtual Private Network）とはインターネット上に仮想私設網を構築し組織や特定の人だけが利用できる専用のネットワークを低コストで実現できる通信網で自社ネットワーク内の通信のように遠隔地と拠点間通信が行えリモートで社内ネットワークへのアクセスが可能となります。ネットワーク内の通信は認証や暗号化で厳重に保護されていますが今回はVPNに何かしらの方法で侵入できる欠陥を悪用したものでした。

VPNサービス

VPNには用途や利用形態に応じた様々なサービスがあります。老舗プロバイダーのインターリンクでは固定IPでVPN接続するものや、世界各国の共用IPでVPN接続ができるもの、固定IP付きのVPNサーバーを１台まるごと専用できるものなどがあります。

グループ専用VPNサーバー

テレワークに最適！複数人で同時に同じ固定IPが利用できる【グループ専用VPNサーバー】

グループ専用VPNサーバーは固定IPアドレスを割り当てたVPNサーバーを１台丸ごと提供するサービスでサーバーには固定IPアドレス１つが割り当てられVPNサーバーに接続したユーザーは、同じIPアドレスを同時に使用することができます。

IP共有型VPNサービス「セカイVPN」

いろんな国のＩＰアドレスが使えるＶＰＮサービス【セカイVPN】

日本や世界各国に設置したVPNサーバーに接続することで、各国のIPアドレスでインターネットアクセスを可能にするIP共有型のVPNサービスで日本、アメリカ、ドイツ、台湾、韓国、フランス、イギリス、タイ、インドネシア、ベトナムののサーバーを選んでその国のIPアドレスを利用します。